Electric Power Infrastructure

電力インフラ

人々の暮らしを豊かにする電気。発電所で作られた電力は送電線を通り変電所へ、そして配電線によってお客さまのもとへ届けられます。
発変電設備、送電線、配電線の工事や維持管理業務を高度な技術でサポートし、電力の安定供給の一翼を担っています。

架空配電設備

高圧線2回線化工事

市民生活や産業活動に不可欠な電気エネルギーをお届けする架空配電設備(屋外に電線が架線されている配電線)構築・維持のほか、配電線事故や自然災害時に設備の早期復旧を行うなど、電気の安定供給に欠かせない業務を担っています。
架空配電線工事では、施工技術の高度化に対応するため、ホットスティック(棒状の絶縁工具)を用いた間接活線工法やバイパスケーブルなどを用いた無停電工法(仮送電)を主流とし、高い技術力で安全性の向上や停電回避による施工を実現します。

地中送電・地中配電設備

地中マンホール設置工事

送電・配電設備工事には、架空設備の他、地中に電線ケーブルが埋設されている地中設備もあります。近年、増加傾向にある電線地中化に向けて、高度な専門知識と技能を有する技術者をそろえ、埋設管路・ケーブルの敷設やマンホールの設置、地中機器設置などの施工をご提供します。

架空送電線建設をトータルサポート

大型送電線の架線作業

北海道の冬は長く半年近くは雪と寒さとの闘いです。この厳しい気象条件にも耐えうる送電線の設計・施工のノウハウを蓄積し、今までに数多くの送電線建設を手掛けた実績は低コストで高品質の技術をお客さまに提供しています。当社は送電線建設の経験豊富なスタッフを数多くそろえ、お客さまのニーズに合った送電線建設をご提案するコンサルタント業務からルート選定、調査測量、鉄塔設計、架線設計、用地交渉、建設工事に至る送電線建設をトータルサポートします。

架空送電線の維持管理をサポート

送電線の点検作業

北海道全域に張りめぐらされた送電線が万一故障した場合は、全道5ヵ所の拠点事業所が迅速に対応し、早期復旧を支援します。また送電線などの電力設備は定期的な点検が義務付けられており、当社は長年にわたり電力会社の所有する送電線の点検作業を受託しており、豊富な経験と知識に裏付けされた効率の良い点検方法によりお客さまの設備をしっかりとメンテナスし、設備の維持管理をサポートします。

発変電所・特高需要家の電気設備をトータルサポート

3D-CAD設計図を基に施工し完成した変電所

太陽光や風力などの再生可能エネルギー発電の連系変電所の建設工事の多くに携わり、ノウハウを蓄積しています。これらの電気設備の設計(調査・レイアウト・機器の選定)、据付、施工、試験、運開に至るまで高品質でたしかな技術をご提供します。また、既存の電気設備においても一部の改良やリプレイスのほか、メンテナンスのご提案をします。

発変電所・特高需要家の電気設備をメンテナンス

配電盤の点検作業

電力会社の電力設備のほか、工場・商業施設、太陽光・風力発電所などの各種保護継電装置やメンテナンスの豊富な実績があります。電気を末永く使用できるように、保護継電装置のほか、年次点検などの停電作業に付随した各種の電気設備の点検(メガー測定、高圧の遮断器点検、接地抵抗測定、ケーブル絶縁診断、キュービクルや配電盤の点検・清掃など)の実施や更新のご提案をします。

配電設備の設計・保守・調査

配電設備の定期巡視

電柱や電線など配電設備の新設や更新に伴う工事についてはCADシステムを使用して行い、工事に必要な用地・共架等の関係箇所への申請書類の作成まで効率的に行っています。
また、停電の未然防止に繋がる配電設備の良否を調査する巡視や点検を行い、さらに樹木が高圧線に接触して停電しないよう、接近木の伐採も担っています。
住宅の新築や増改築などの竣工にあわせて、電気を安全に使用するため、お客さまの電気設備が国の定めた安全基準に適合しているか調査します。

ライフラインを守っています

ドローンを活用した設備点検

グループ本社から受託している「送変電設備の保守技術支援業務」については、老朽設備の診断や維持管理、経年機器のメンテナンス、設計・保守支援システム構築などを行っています。「既設送電線接近木の管理・伐採業務」「送電線特定巡視業務」「送電線新設・増設に伴う用地測量・毎木調査・立木伐採業務」については、道内5カ所の電力保守センター(札幌・旭川・釧路・苫小牧・函館)において行っています。また、用地管理業務として電力流通設備や水力発電設備の土地管理、および土地の有効活用(駐車場や家庭菜園・資材置き場)として、地域のお客さまとの賃貸などの業務実績があります。

電力インフラの施工実績

石狩火力幹線新設工事(架線工事)

石狩湾新港発電所で発電された電力を全道へ供給するため、道央圏の基幹系ループ系統と連携させるべく、鉄塔63基、亘長20.5kmの送電線の建設を行いました。

北海道石狩市・小樽市 
送電設備

北斗今別直流幹線新設工事(鉄塔工事)

北海道・本州間連系設備増強工事で、直流の送電線(北海道側77kmの架空線、青函トンネル内24kmのケーブル、青森側21kmの架空線で全亘長122km)の担当工区を当社の技術力を駆使し施工しました。

北海道上磯郡木古内町 
送電設備

変電所におけるガス絶縁開閉装置増設工事

石狩湾新港で発電された電力を全道へ供給するため、道央圏の基幹系ループ系統と連系させるべく、既設275kV変電所に送電線ユニット2回線分のガス絶縁開閉装置増設工事を施工しました。

石狩管内 
発変電設備

特別高圧受変電設備工事

各発電所から送られてくる高い電圧を変圧して、お客さまのもとへ電気を供給する施設が「変電所」といい、発変電グループではこの受変電設備などに関する仕事を担っています。

北海道内全域 
発変電設備

保護継電器試験

送配電線や発変電所などで発生した地絡・短絡事故を検知し、事故波及を最小限に止め事故箇所を素早く電力系統から切り離す目的で、受変電設備には保護継電器が設置されています。電力工事部では保護継電器ごとに定められた単体特性試験および電力系統・受変電設備の形態に応じた連動試験を請け賜わっております。

北海道内全域 
発変電設備

札幌中央変電所引出口変更のうち送電洞道工事

老朽化した変電所の移転に伴う、旧変電所と新変電所を結ぶ地下トンネル(洞道)の建設工事です。国内最大径3,000mm、延長約339mの推進工事を行い、地下ピット3基の建設を含めて完成に約20カ月を要しました。

北海道札幌市中央区 
地中送電設備

鷲別支線引出口変更のうち管路工事

経年劣化した架空送電設備の地中化工事です。工事規模は地中埋設管路約1.8km、マンホール7基、66kV地中送電ケーブル約1.8km×2回線となります。

北海道室蘭市・登別市 
地中送電設備

一条大橋 添架電力ケーブル張替工事

電力インフラの信頼度維持に伴う橋梁添架されている電力ケーブル(6.6kV)の張替工事を担当しました。

北海道札幌市 
配電設備

建築防護管取付工事

高圧配電線設備等に接近してクレーン作業や足場組立等の作業を行う際に、感電や漏電事故防止のための建築防護管取り付け施工を行っています。

北海道内全域 
配電設備

電線類地中化工事

道路管理者の電線共同溝整備事業に伴い、電線類の無柱化工事を実施しました。短い工期の中、当社の各部門が総力を挙げて取組み、施工前に見られる電柱・電線類が地下に埋設されています。

地中配電設備

送電設備点検(相間スペーサ)

送電線の風雪害事故防止のため電線に取り付けた相間スペーサ(176本)の点検をドローンにより行い、無停電で安全かつ効率的な点検を実施しました。

北海道札幌市・石狩郡当別町 
送電設備

架空配電設備工事

皆さまのお宅まで安全に電気を送り届け、安心して利用できるように送配電線の工事を行っています。主に街中や工場敷地などで、6.6kVから100Vの電気を送る設備の設計から施工までを担っています。

北海道内全域 
配電設備