資材調達

資材調達における取引の基本的な考え

当社は、確かな技術力を持った総合設備企業として成長していくため、「お客さまから評価・信頼され、社会に貢献できる技術集団」を目指しています。そのため、資材調達においても、良質な資機材を経済性・合理性に基づき調達することを基本として、技術力、コスト競争力、納入(工事)実績などに優れたお取引先との取引に努めています。取引にあたっては、以下の基本的な考えにより手続きを行います。

1.公平・公正

取引先の選定にあたっては、技術力、価格、生産体制、納期の確実性、実績等を総合的に勘案し、公平・公正に行います。

2.法令・会社規範の遵守

購買取引にあたっては、関連法令とその精神および会社規範を尊重します。また、反社会的勢力に対して毅然とした態度で対応し、一切の取引をしません。

3.相互信頼

当社は購買取引を通じて、お取引先と対等かつ相互信頼に基づいたパートナーとして良好な関係を築くとともに、相互の発展を目指しています。

4.機密保持

購買取引を通じて知り得た機密情報は、適正に管理し、お取引先の承諾なしに第三者に開示いたしません。

パートナーシップ構築宣言

当社は、サプライチェーンの取引先の皆様や価値創造を図る事業者の皆様との連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップを構築するため、以下の項目に重点的に取り組むことを宣言します。

1.サプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列等を超えた新たな連携

直接の取引先を通じてその先の取引先に働きかける(「Tier N」から「Tier N+1」へ)ことにより、サプライチェーン全体での付加価値向上に取り組むとともに、既存の取引関係や企業規模等を超えた連携により、取引先との共存共栄の構築を目指します。その際、災害時等の事業継続や働き方改革の観点から、取引先のテレワーク導入やBCP(事業継続計画)策定の助言等の支援も進めます。

(個別項目)

  • 電子商取引(電子契約を含む)の推進に取り組み、取引先の業務効率向上を支援します。
  • 取引先の安全・品質・技術の向上を支援します。

2.「振興基準」の遵守

親事業者と下請事業者との望ましい取引慣行(下請中小企業振興法に基づく「振興基準」)を遵守し、取引先とのパートナーシップ構築の妨げとなる取引慣行や商慣行の是正に積極的に取り組みます。

  1. 価格決定方法
    不合理な原価低減要請を行いません。取引対価の決定に当たっては、下請事業者から協議の申入れがあった場合には協議に応じ、労務費上昇分の影響を考慮するなど下請事業者の適正な利益を含むよう、十分に協議します。取引対価の決定を含め契約に当たっては、親事業者は契約条件の書面等による明示・交付を行います。
  2. 手形などの支払条件
    下請代金は、現金(振込)により、原則として検収後50日以内に支払います。物品購入代金は、現金(振込)により、原則として検収が完了した月の翌月20日に支払います。
  3. 知的財産・ノウハウ
    片務的な秘密保持契約の締結、取引上の立場を利用したノウハウの開示や知的財産権の無償譲渡などは求めません。
  4. 働き方改革等に伴うしわ寄せ
    取引先も働き方改革に対応できるよう、下請事業者に対して、適正なコスト負担を伴わない短納期発注や急な仕様変更を行いません。災害時等においては、下請事業者に取引上一方的な負担を押し付けないように、また、事業再開時等には、できる限り取引関係の継続等に配慮します。

3.その他(任意記載)

  • 当社は、「資材調達における取引の基本的な考え」に基づき、公平・公正な取引を行います。

2024年2月5日
北海電気工事株式会社
取締役社長 藪下 裕己